定年後の男性は孤独になりがちで、家での居場所もなくなり、地域デビューも難しいという話を聞きます。
男性管理職は雑務を部下にやらせ、家事は妻にやらせ、肩書を失うと自分では何もできなくなるということでしょう。
しかしそれは、一昔前の大企業の管理職の話のような気がします。
バブル崩壊後はポストも部下も減らされ管理職もプレイングマネージャーとして何でも自分でやるようになっています。銀行や大企業の倒産にみられるように、年功序列・終身雇用が崩れ、なんでも会社のなかで完結する時代でもありません。
交際費も減り会社の人間と帰りに飲む機会もだいぶ減っているのではないでしょうか。
私も地元の飲み屋に行って仲間を作ったり、会社以外での勉強会に参加したりして、終業時間外に会社の人間と過ごす時間が次第に減ってきました。多分会社だけに依存してはいけないという気持ちが潜在的にあるのでしょう。
家事だって、専業主婦というのは少なくなり、炊事、洗濯、子育て等々、夫も何らかの関与をしているでしょう。(まだまだ十分ではないのかもしれませんが、一人になるとなにもできないという夫の比率は下がっているでしょう。)
定年後の居場所など、無年金期間のない、支給額も十分な時代の贅沢な悩みだったのだと思います。
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