2170リンクアンドモチベーションがサブスクリプションビジネスへの転換に挑戦して、厳しい業績になっています。今まで一括で販売して代金回収をしていたものが、月額課金になるわけなのでキャッシュフローが悪化します。
サブスクリプションビジネスは安定して良いといいますが、シェアが大きくならないと厳しいでしょう。乗り換えが用意ですし、固定費が回収できません。Amazonだって投資先行で赤字が続きました。Amazonのマネをできる会社がどれだけあるのでしょうか?
トップ企業が利益を独占して、その他は死屍累々になるはずです。
従来型ビジネスがサブスクリプションビジネスに転換するのは特に困難です。収益構造の転換、売上計上から集金にいたるバックヤードの運営、社員の意識の変革。あたらしく立ち上げたベンチャーが圧倒的に優位です。
救いは顧客側も意識転換に時間がかかるので、徐々に転換することです。
一番影響するのは企業の固定費の部分です。特に一番大きい人件費が影響を受けますので、生涯賃金のありかたが大きく変わります。
住宅ローンにも影響がありますので、持ち家政策も変えざるを得ないでしょう。人生の目標も年収のようなものではなく、別な価値観を個人個人が確立するべきでしょう。
少数の富裕層と貧困層に分かれた世の中になりますので、富裕層は不動産投資も借りやすい廉価なものを提供すべきでしょう。アメリカの経済団体ビジネスラウンド・テーブルも株主第一主義の修正を訴えています。
さあ、どう変化していくでしょうか。