女子プロレスという素晴らしいエンターテインメントコンテンツ

ちょっと古くなるが、最近「広田さくら」(イメージとしてはバラドルの松本明子)というコミカルな女子プロレスラーを知った。素晴らしいエンターティナーだ。そしてこの人と、様々な有名女子プロレスラーが素晴らしいボケとツッコミで笑わしてくれる。

アジャコング、北斗晶、デビル雅美、ライオネス飛鳥、長与千種、ジャガー横田、ダイナマイト関西、神鳥忍といった実力有名レスラー達だ。そしてレフリーの絡みも絶品だ。

馬場・猪木で育った世代なので格闘技全般は好きなのだが、女子プロレスはジャンボ宮本、赤城マリコ、マッハ文朱で止まっている。クラッシュギャルズどころか、ビューティーペアも良くは知らない。

しかし、女子プロレスというエンターテイメントについて取り上げた素晴らしい映画と小説に出会ったことがあるので紹介してみたい。

カリフォルニア・ドールズ

刑事コロンボのピーター・フォークが女子プロレスラーのマネージャー役で主演している。日本人プロレスラーのミミ萩原も出演。

アメリカの中西部と思われる寂れた地方を巡業で回る女子プロレスラーとマネージャーの3人。「イージーライダー」「幸福の黄色いハンカチ」といったロードムービーのひとつだと思うけれど、それら傑作映画同様に日陰の道を精一杯歩くく主人公たちの悲哀あふれる物語。

監督は「ロンゲストヤード」の名匠ロバート・アルドリッチ。本作が遺作となった。

桐野夏生の女子プロ小説

「OUT」「グロテスク」が代表作の直木賞作家桐野夏生。女子プロレスラーを描いた「ファイアボール・ブルース」が素晴らしい。とくに「ファイアボール・ブルース2」が良い。

代表作はショッキングな事件を題材にしているが、根底にあるのは女性の仕事とのかかわり方や生き方だ。「ファイアボール・ブルース」は特殊な職業ながら、仕事を通じての女性の成長を描いていて感動的だ。個人的には一番好きな桐野夏生作品だし、最も好きな小説のひとつだ。

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りんたろう

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