東大卒で大手銀行に就職した主人公(舘ひろし)が転籍した企業の専務を最後に定年退職となる。定年後は図書館通い、美容師の妻(黒木瞳)への付きまといを経て、カルチャーセンタースポーツジム通い。カルチャーセンターでは受付嬢(広末涼子)との恋に芽生え、スポーツジムではITベンチャーの創業者にスカウトされる。
人生はそれぞれなのに典型的なモデルが提示される。典型的な家族像としてスタートしたサザエさんは東芝がスポンサーをつとめた。サザエさんは実態に合わないズレた家族像として緩く客観視され、東芝は破綻の先延ばしで迷走を続ける。
緩い家族モデルで緩く統治してなんとなくやりすごすマネジメントのシステムは、パンデミックで全く機能していないとうに見える。