ゲイとオカルトの先駆映画-ウイリアム・フリードキン

りんたろうは新人類と言われる世代なので、10代の頃は団塊世代の世相に比べると目立ったアイドル的アーチストが少ない。70年前後はビートルズからヒッピームーブメントまでよりどりみどりだが、70年代半ば以降は反動で数が少ない。同世代的にビッグなのはクイーンだ。初来日コンサートに行った。ボヘミアン・ラプソディがヒットした直後だったと思う。バンドをやっていた連中にとっては、ディープパープル人気が圧倒的だ。キッスは本格的ロックとはみられていなかったし、エアロスミスはテイストが違う。プログレやツェッペリンは難しすぎる。

映画でいえば、ヌーヴェルヴァーグやアメリカンニューシネマが終わり、空白の時代だ。有楽町の日劇地下閉館のタイミングで日本アート・シアター・ギルド(ATG)の映画を観たが、これも前の世代のものだ。その後しばらくして、コッポラ、ジョージ・ルーカス、スピルバーグ、ヴィム・ヴェンダースといったスター監督が登場してくるのだが、それまでの空白期間に気を吐いたのが、ウィリアム・フリードキンだ。

「エクソシスト」の大ヒットは、当時心霊写真などのオカルトブームという下地もあるが、先駆的作品でもあった。その後「ヘルハウス」などのホラー映画も続いた。そしてゲイのカミングアウトという社会問題を題材にした「真夜中のパーティー」も先駆的だった。オフ・ブロードウェイ舞台の映画だが、当時オフ・ブロードウェイから映画化したこと自体も先駆的だったのではないだろうか。

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りんたろう

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