日本ではリスクマネーへの投資が全然進まない。日本ルーツの「もったいない」精神は絶対的善のような印象があるが、何事にも弱点はある。それがサンクコストを気にしすぎるという点である。
アメリカ人は逆で失敗したら次に進む。トランプ前大統領は何度も失敗しながら、ついには大統領に上り詰めた。
この日米の差をアメリカはもちろん気が付いているだろう。為替で均衡させて節約した日本人の富はアメリカ人が消費する。太平洋戦争で「菊と刀」という研究で日本の文化を研究していたくらいだ。一方の日本は敵性後語禁止で英語を使えなくしてしまった。
まあ、いいコンビなのかもしれない。ベトナムやイラク、アフガニスタンで失敗続きなのに、日本とはうまく行っているのだから。
過去は変えられない。今を生きるしかない。そんな思想をもつ禅が日本で発展したのも、日米がうまく行っているのも、サンクコストを気にしすぎる日本人が薄々それに気が付いての対応策かもしれない。米相場での先物や一目均衡表など日本生まれの相場ツールがあるのも面白い。
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