最近目にすることが多くなってきたのが、アメリカ株中心のETFをドルコスト平均法で永年積立投資する手法だ。投資の素人はあまり考えることなくそこそこ成果が得られるという。とても納得いく手法ではあるのだけれど、お金とか人生の価値について考えると疑問符もつく。
だいたいこれが最良といわれる投資手法は、後々そうでもなかったことがわかることも多い。たとえば、東京電力株で安定配当を受け取ることは、なかなか良い投資手法だった。それが東日本大震災で破綻した。
年金財政が厳しくなり企業の終身雇用が事実上期待できなくなり、その分資産運用で賄うというのは理解できる。しかし、ただでさえじり貧の給与所得からコツコツ貯めた少ない資金で可能なのか?
正直、証券会社の手数料に貢献して終わる人も多いと思う。石油ショックやニクソンショックは日本単独ではどうにもならないことだった。日本人は真面目なのでコツコツやるが、それが世界情勢によってひっくり返されることもある。
そうであれば、仮想通貨であれグロース株であれ、コツコツ以外でチャレンジすることをバカにする気にはなれない。ただ、ハイリスクハイリターンであることと悪徳業者にだまされないよう、気を付けてほしいと思う。
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