親がクソ真面目で「飲む打つ買う」の類を寄せ付けなかったため、子供のころは賭け事に縁がなかった。家族マージャンもなしで、かろうじてトランプをしたくらいだ。なので学生時代は、麻雀とパチンコにも馴染まなかった。
この親の態度は教育上良くなくて、世の中に出て「真面目君」として軽んじられる可能性がある。クソ真面目は一見教育熱心のようで、実は真の教育上はよろしくない。賭け事は世の中に出て遭遇する、運や理不尽を学ぶ良いシミュレーションだ。いまではゲームもよいかもしれない。ゲームにハマりすぎて課金がかさんだりゲーム廃人になるケースもあるようだが、比較的安全に取り組むことはできる。
自分の場合は幸か不幸か社会人になる前に親が早世してしまい、ゲームとしての賭け事で経験できなかった過酷な現実に直にぶつかってしまったが。
投資信託やETFは安全で、パチンコや競馬にのめりこむ奴は期待値を考えられないアホだという人がいる。ざっくり表面上はそのとおりだが、そんなに単純なものでもない。
投資信託やETFは安全で、パチンコや競馬にのめりこむ奴は期待値を考えられないアホだという人がいる。ざっくり表面上はそのとおりだが、そんなに単純なものでもない。
投資信託やETFは株を束ねたものだ。株式指標に連動させるものもある。たとえば日経225という指標があるが、これは日本経済新聞社という民間事業者が225銘柄を選んだものだ。ときどきこの銘柄を入れ替える。インサイダー取引は禁止さているが、100%食い止めることはできない。LIBOR (ライボー)といわれる、イギリスの銀行間取引金利の指標だって不正に操作されたことがある。ナスダック市場の立役者マドフはスピルバーグ監督などセレブをだます詐欺師だった。
したがって投資はギャンブルの側面があると理解して、失敗を取り返す経験を積むために早めにスタートした方が良い。定年間際での投資スタートでは遅い。
億り人といわれる人の中にはパチンコ・パチスロで生活できていた人も多い。彼らは期待値というもの理解して、株取引より厳しい世界で生き残ってきたひとであり、よりイージーな世界で戦うのは有利でもある。
それと女性投資家で成功した中には、習い事(茶道や華道など)で師範クラスの人も多いようだ。物事を習得するコツをつかんでいるのだと思う。
なので定年を迎えるまで投資をしたことがなかった人で、パチンコで生活できた人や、習い事で人に教えられる技量の人は可能性があるかもしれない。
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