前回書いたように、「企業内診断士」ではなく「プロコン」には親が太い、配偶者が太いというケースが意外に多い。この資格を取得しても大企業の収入と安定性には遠く及ばないことは企業内診断士の多さが物語っている。
プロコンのなかには数千万円稼いでいる人もいるが、売上なのか経費を差引いた所得なのか不明である。そこそこの事務所を構えていたが、親の不動産会社のビルだったこともあった。今だとバーチャルオフィスも多い。住所をググるとわかる。
親が太いと言えばクラシック音楽の演奏家、配偶者が太いと言えば映画監督を思い浮かべる。高価な楽器や音楽大学の学費、ソロで活躍するためには海外留学も必要だろう。今村昌平監督は奥さんがアニメ制作会社で稼いでいた。大島渚監督はテレビタレントとして活躍する前は、女優小山明子が伴侶として支えていた。世界で認められる人でもそんな感じでだ。
喰えていないからといって芸術家の価値が下がるわけでもない。中小企業診断士も合格するのは大変だし、少額の報酬で地域に貢献している人もいる。
一部の人は稼いでいるが労働集約型なので徹夜することも多い。量産が不可能で大儲けはできない。ちょっと似た職業なのかもしれない。
生活の糧である収入を別に稼いでいるとか、親が太いとかいうことは表向き言わない。協会が収入のアンケートを公表することがあるが詳細はオブラートにくるむ。資格学校や協会が成功例を拡大してアピールして。ネガティブ情報は最小限に抑えるバイアスが働くのは当然のことだ。「企業内診断士」は上場企業で活躍する優秀な人が多いので、その辺りは理解して独立に踏み込まないのだと思う。
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