独立前に読んでいた独立体験の本やセミナー資料を改めて見直してみた。同じものを読んでいるのだが、独立する前とは違った感想が浮かんできた。どうやら、自分の読みたい角度でバイアスをかけて読んでいたようだった。
中小企業診断士という仕事で、そうそう食えるものではないと考えていた。実際に独立して食っている人は知っていたし、本やセミナーで嘘を語っているとも思っていなかったが、少なくとも自分には無理だと思っていた。
定年退職後に独立開業したのだが、株式配当で基本的な生活費を確保する目途はついていたし、アルバイトをやりながらでも良いと思っていた。例えば清掃のアルバイトは学生時代に経験があるのだが、最新のプロの清掃道具や薬剤の知見を深めるのも悪くないと今でも思っている。
なので集客に工数をかけるほど数をこなす予定はなかったので、ホームページは作っていない。もっとも、多くの仕事をやることで技量が高まるので、仕事はこなしたいとも考えている。Web集客がコスパにあわないと考えているだけだ。またWeb集客のお手伝いはしているので、すべての仕事に無駄だと考えているわけではない。
改めて独立体験談を読み返してみると、仕事に繁閑に差があり、いつ仕事と収入が途切れるかわからない不安があることがところどころに書かれている。それを読んでいないわけではないが、小文字にして読んでいたようだ。その反面時間に自由があり、好きな時に旅行に行けるというような記述は大文字にして読んでいたようだ。
永年仕事と収入に安定性のある世界に住んでいたため、不安定さの部分は架空の物語として読んでいた節がある。独立して改めて読んでみると、抱えている不安となんとかしてきた達観が浮かび上がってきたから不思議だ。
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