日経ヴェリタス9/29号の記事で、IPOのサブスク銘柄への期待が低下しているとの記事が掲載されました。
以前、当ブログでもサブスク銘柄への懸念を書きました。
IT関連事業とくにBtoBは、顧客の囲い込みが出来て固定客の安定基盤が盤石なビジネスでした。それが離脱の容易なサブスクモデルが普及すると生き残るのは容易なことではありません。
既存のIT事業者は一度に入金されていたキャッシュが、月額課金によって先に繰延られますので資金繰りは悪化します。
新興企業にとってはチャンスですが、さらに新しい企業が出てきた場合容易に乗り換えられる可能性があります。サブスクなので資金回収も遅いので、M&Aによる出口が理想的かもしれません。
IT業界は実態が同じものを、新しい造語で需要喚起するのが得意です。しみったれていても仕方がないので、それはそれで経済を回す役割があってよいと思います。しかし、はやりもののスイーツ同様に旬の見極めも必要でしょう。