お笑い芸人で投資家の井村俊哉さんは中小企業診断士の資格をもっている。資格試験で勉強した経営の知識を投資に活かしている。適時開示を大量にチェックして、企業のファンダメンタルをかなり調査しているようだ。
自分も中小企業診断士の資格仲間は大勢いて、上場企業の役員や経営企画部や財務部の知人は多い。自分自身も経営企画部に所属していた。
しかし、内部にいても企業の将来を見通せるものではない。それができるのは創業社長のみだと思う。なにしろ全財産と人生をすべて賭けている。それでも100%からは程遠い。
投資家、雇われ社長、役員、従業員、世襲、すべてフォロワーシップしか持ち合わせていない。オーナーシップを持つのは創業者のみだ。そういえば、すき家=ゼンショーの創業者小川 賢太郎氏が中小企業診断士とのことなので、あの人こそオーナーシップの塊だ。
結局、井村さんは投資のセンスはもちろんあるが、徹底した調査は集中投資をするための自信をつけるためにあるのだと思う。その点はテスタさんに看破されているようだ。
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