戦時と同じ新型コロナ対策

2020年4月10日

結論から言うと、日本の社会のありかたは太平洋戦争当時と変わらないようだ。米英独伊日中を比較すると、デジャブのように各国当時と同じ行動をしている。日本についていえば、マスク二枚は竹槍での防戦だ。

リーダーシップの欠如と戦力の逐次投入。大本営発表。必要なものは現地調達。最後は一億玉砕。総理や都知事の個人的資質というより、これは日本人のDNAでありどうにもならない。誰がやっても同じようになると思う。

すでに医療現場は現地調達

芸能人の新型コロナ感染の記事や、ネットの一般人の情報でしかないが、感染を疑って医療機関や保健所に問い合わせたとしても検査にたどり着くまで容易ではないようだ。

NHKスペシャルの報道によると、感染症専門の医療機関の病床もすでに一杯である。一方一般のクリニックや病院では、感染症に対応できる設備や人員が少なく、院内感染が発生した場合閉鎖する必要があり経営が行き詰まる。想像だが新型コロナ感染が疑われる患者には来てほしくない医療機関が多いと思う。

一般人も医療従事者もどうにもならない。感染が爆発する前にこの状態だ。報道をみると専門家会議はクラスターへの対応等作戦展開しているように見えるが、必要なものは現場に届いていない。現地調達状態だ。大本営発表になりそうだ。

ノーベル賞の山中伸弥教授が賢明に情報発信している。しかし下手をすると、太平洋戦争時の林芙美子(森光子の舞台で有名な「放浪記」原作者)のように、汚名を着せられそうで心配だ。林芙美子は兵隊を励まそうと軍に協力するが、敗戦後は戦犯のような扱いをうけてしまった。そのような文化人が多数いた。

経済対策も大本営発表

経済対策も現場がついてきていない。飲食店など資金繰りで行き詰まってしまう。リーマンショックのときは、貸しはがしの禁止や返済のリスケジュールでしのげた。しかし、今回は現金商売でそもそも融資を受けにくく新規融資が多い。

手続きで時間がかかったら行き詰まってしまう。

初動のミスからの立ち直りが早いUSA

USAは海の向こうのことと油断していて大慌てだ。真珠湾攻撃をうけたときのようだ。しかし、あのトランプ大統領でさえ英雄たらんと一気に反撃を開始している。一気に大量の国家予算をぶちこんだ。逐次投入の日本とは大違いだ。

焼け野原になると強い日本人

しかし日本にも希望がある。新型コロナウィルスは感染力は強いが致死率はそこまで高くはない。既存のシステムや既得権は破壊されて、日本人は残る。復興が始まる。そうなると日本人は強い。蟻のように一致団結して復活するだろう。

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