インサイダーとノミやの親父

ノミやという言葉も今は死語かもしれない。公営ギャンブルなどで馬券などの代金を預かって、実際には購入しない行為のことだ。ギャンブルは胴元が一番儲かる。だからこそ公権力が独占する。「てら銭」という言葉もある。江戸時代に町奉行は賭博を取締るが、寺社は寺社奉行の管轄のため町奉行は立ち入ることができない。そこで寺社は博徒に賭場を貸しててら銭という場所代を取ったという。

若いころ上司の行きつけの飲み屋のマスターが競馬のノミやをやっていた。裏社会と通じていたらしく仕手株の情報ももっていて、上司はその仕手情報で相場を張っていた。精度が高かったらしく、損はしなかったようだ。仕手株なので流動性がなく、単位株程度なので儲けはしれていたようだ。

一方取引先の上場会社の幹部連中は自社株のインサイダー情報で株取引をやっていた。今ではとんでもないことだが、当時はゆるかった。しかし幹部連中は全然勝てないようだった。彼らは自社の新商品等のインサイダー情報で買うのだが、市場が反応しないケースが多かったようだ。需給がわからず情報だけで株をやっても儲からないということだ。

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