感動！経営者としての松浦勝人氏
最近YouTubeでエイベックス松浦勝人氏が情報発信している。エンタメ業界の人なので普通の経営者とは違うのだけど、これからの上場会社のニュータイプ経営者の嚆矢になると思う。
経営者の成功本はゴーストライターが書いている。株主総会は想定問答集の棒読みだ。一部の創業経営者は真摯に対話するが。なので編集はあるにしても彼の動画発信は出色だ。
横浜のレンタルレコードフランチャイズのバイトからスタートして上場企業に這い上がる。大好きな音楽を追及して。ちょっとクエンティン・タランティーノに似ているエピソードだ。
小室哲哉という天才との出会いもあったが、小室哲哉と別れてからもELTや浜崎あゆみをヒットさせるなど、この人自身にも音楽の天才であることは間違いない。そして苦境の小室哲哉に手も差し伸べる。
レンタルレコード時代の創意工夫も経営者としての才能と努力がうかがえる。キャンペーンをどう打つか、品ぞろえをどうするか。地味ながら着実だ。
かつて著書で、豪邸はスマホを置き忘れても探すのに大変なのでめんどくさいと語っていた。生活感覚が正常でバフェットに似ている。大富豪はプライベートジェットを移動時間節約を言訳に所有を正当化するが、バフェットはプライベートジェットをむだと切り捨てる。経営者の成功話は眉唾だが、この人の話は傾聴に値する。
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