二世経営者の弱みは器が小さいこと|投資すべきでない企業
LIXIL騒動のたにやんさんのtweetにリツイートしました。
これについて考えてみたいと思います。
— さばいぶ@無年金‗複業・投資 (@whshlc3JQ6FaI0i) 2019年4月19日
この手の二世三世はよくいるけど、ネットのおかげで実体が晒されつつある。
二世経営者の未来
自分は中小企業診断士の資格を持っているので、事業承継がらみの仕事に係わることがあります。多くは時代に合わなくなり拡大が望めない会社です。今は時代の変化が激しくその傾向は益々強くなっています。
そんな中で二世経営者を見ると、通常の従業員より様々な経験が不足しているケースが多いようです。厳しく育てられていることもありますが、甘やかされて育っている人が多数でしょう。
幼稚園からエスカレーター式の私大に入り受験の苦労なし。親のコネで修業と称して就職。就職先で嫌なことがあれば親の会社に転職。現場にはいかず、経営企画室とやらを設置して室長に就任。金を使って外部コンサルを雇って戦略を立案。
戦略は立てただけで現場に落とし込まれることはなく発展的に終了。これはマシなケース。無理に現場に落とし込んで現場が大混乱。ただでさえ賞味期限がきているビジネスモデルの劣化を加速する悲惨な会社もあり。
これは大塚家具のケースとほぼ似ていますが、こんな二世経営者は世の中にはたくさんあります。それがネットやSNS情報で世の中に晒される時代になりました。
LIXIL騒動は二世の本音
たにやんさんがツイートしているように、自分で動くことなく永年過ごしてくるとそれを正当化する思考体系になってきます。不都合なことがあれば全て部下や他人の責任。自分は配当金やその他の便益を受ける権利を当然に天から授かっていると思いこんでしまいます。
世の中にある二世経営者の会社は、株式の大半をもっています。会社が左前になっても騒ぐ人はなく、生業(なりわい)として細々衰退していきます。
LIXILの二代目は持株比率が数パーセントにもかかわらず、そんな感覚がかわらず、相続税も回避してシンガポールに逃げようとしています。
彼のような立場になると人間というのは弱いもので、ああなってしますものです。
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