定年後にNPOでマウンティング

先日参加したNPOの集まりで、会社員時代のマウンティングを大きく引きずっている人がいました。仮に槙枝さんとしておきます。

槙枝さんは会社員時代、入社した上場企業での出世を強く望んでいたようですが、願いかなわず子会社に転出。その処遇にあたまに来て独立。そのNPOを含めて、そこそこの成功をつかんだようです。

出来る会社員の悲哀

同期ではトップだったし、会社の年間利益の半分をたたきだしたことが何回かあったよ。

あの規模の会社の利益の半分というのはすごいですね。

だから嫉妬されたんだろうな。つぶれかかった子会社に出向になったけれど、そこも立て直して、さて本社の役員かと思ったらまた別のダメ子会社に出向さ。頭にきてやめてやったよ。

それで独立されて成功、このNPOも立て直したんですね。さすがですね。

独立後にこのNPOの前代表の新谷氏(仮名)と知り合って、再建をたのまれたんだよ。新谷に会って、こいつは仕事が出来ないなとすぐにわかったよ。

どうしてですか?

抜群に人柄が良いんだよ。前の会社にもいたけれど、こういう奴に限ってポンコツだけど上司の覚えがめでたいんだよ。仕事が出来ないから上司のメンツをつぶすことがないからな。
案の定、新谷のメールや文書を読んだら、誤字脱字はひどいし、何を言っているかわからない。バカ。
人格者なんだけどね。

視点を変えられない人がいる

りんたろうも長年会社員をしてきたので、槙枝さんの言ったような組織のありようは良くわかります。

槙枝さんは、会社員時代に無能だったのに上に気に入られて出世した人物とNPO前代表の新谷さんを重ね合わせているようです。槙枝さんは上場会社の屋台骨を支えるくらい抜群に仕事ができたので、独立して成功しました。

でも大部分は独立できるほど仕事が出来るわけではなく、定年まで会社にいる方が多数派です。そんな人でも定年後に自治会やマンションの管理組合でマウンティングをやらかす人がいます。

こんな人も新入社員のころからこうだったわけではないと思います。長年の上司生活で癖がついたのでしょう。趣味で習い事などをしていると師匠がいて謙虚に学ぶ姿勢ができるのでしょうが、視点を変えられない人もいるようです。

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