松岡修造的ナイスガイの老後 その一
今でも連絡をとる機会のある先輩がいる。ある会社のエリート社員で出世頭だった。さわやかなスポーツマンで、松岡修造タイプの人だ。ビジネスマンなのであそこまで天真爛漫ではないが。ユニクロの社長に就任して解任された玉塚氏が近いかもしれない。
短気ではあるのだが、カラッとしていて後に引きずらない。
そんな人なので、若いころの出世は早く、あっというまに昇進して管理職になった。そして結婚してマンションを購入した。子供が増え一戸建てに住みかえるのだが、バブル初期だったため住んでいたマンションが購入時に比べだいぶ高く売れた。同時期にやっとマンションを買えた同期は高値づかみとなり、マンション価格の下落にみまわれた。
主流派閥に乗っていたので、一気に執行役員手前まで上り詰めた。しかし、その後運命は変転する。
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