日本企業は黒人奴隷と同じ運命か

池田信夫氏の動画解説が面白かったのでご紹介します。
池田信夫さんは元NHK職員で、バブル崩壊のドキュメンタリー制作に携わった方です。

結論

半沢直樹に共感しているようでは、効率的な泥棒であるグローバリズムには勝てない。企業は軍隊であり、軍隊的フォーメンションのグローバリゼーションに半沢直樹は勝てない

半沢直樹は銀行内の内向きな抗争ばかり描いている。グローバリズムの競争は一神教のように、統率の取れた軍隊的フォーメーションで攻めてくる。半沢直樹も敵役の常務もグローバリズムの前には木っ端みじん。

  • 【実例】バブル崩壊に至る銀行の行動
  • 【歴史】西洋は技術革新ではなく泥棒で大きくなった。
  • まとめと感想

【実例】バブル崩壊に至る銀行の行動

日本は1990年代に半沢直樹的世界観で、不良債権を付け回しして暴力団につけこまれバブル崩壊に至った。銀行はノンバンクといわれる規制の緩い関連会社に不良債権を飛ばしていた。

住友銀行はイトマンという商社に河村義彦を社長として送り込んで、不動産投資にのめりこんでいく。
伊藤寿永光という株の仕手筋の人物をイトマン常務に登用すると、許永中いう闇の勢力と関係を深めていった。

日本興業銀行は株式相場を当てると評判の尾上縫という料亭の女将に巨額の融資を行う。それを見た他行も追随し、融資総額はのべで2兆円をこえた。

【歴史】西洋は技術革新ではなく泥棒で大きくなった。

イギリスの産業革命時の経済成長は技術革新ではなく、キャプテン・ドレークを代表とする海賊の収奪が主要因だったという説が台頭している。このような歴史観は以前マルクス派の左翼が語っていたが、最近はアメリカ歴史学会の主流となっている。

スペインは大航海時代に新大陸を征服し、当時の最重要な鉱物資源である銀を大量に手に入れ、その財力で世界の覇権を握った。

そのスペインが銀を積んで大西洋を渡る際、イギリスは海賊を使って収奪させた。イギリスは泥棒から泥棒したようなものだ。

このような国家間の戦争を繰り返してきた西洋列強は軍事力で経済を制覇してきた戦争のプロである。東インド会社も軍隊である。

ところでスペインは新大陸で先住民を虐殺してしまったため、銀鉱山の労働力が足りなくなった。そこで連れてこられたのがアフリカの黒人奴隷だ。その流れがアメリカにも引き継がれ、アメリカは合衆国憲法成立後も人口のほとんどが奴隷だった。

まとめと感想

黒人奴隷についてはポルトガルが元祖だそうです。
大西洋の島でサトウキビなどのプランテーションのため黒人奴隷を使ったそうです。
その後台頭したスペインがマネをしようとしました。アフリカで黒人奴隷調達のため武力を行使しますが、地の利がある現地人に翻弄されうまくいかなかったようです。

実はポルトガルにはノウハウがあったのです。

アフリカでは部族間闘争が激しく、勝った部族は負けた部族を奴隷として使っていたのです。ポルトガルは勝った部族から奴隷を買っていたのです。

日本企業の社内抗争と停滞、その後の外資企業のM&Aに似た構図ですね。シャープの身売り。大塚家具の身売り。

歴史に学ぶ必要がありそうです。

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