松下幸之助や稲盛さんをディスった人がいる!
経営の「神様」である松下幸之助氏や稲盛和夫氏はほとんど悪く言われない。
例外は自分が知る限り、正力松太郎を描いた佐野眞一「巨怪伝」と作家の山本夏彦だ。
「巨怪伝」で正力松太郎の影武者として描かれている柴田秀利は、約束を守らなかった松下幸之助に対して毒づいている。
山本夏彦は雑誌週刊新潮に永年コラムを執筆していた人だ。
同時に「室内」というインテリア雑誌を発行する出版社の経営者だ。広告に依存していない雑誌だったためナショナルの製品の欠点も書いていたらしい。
ナショナル(現パナソニック)という会社は多くの媒体にとって大スポンサーだったので、クレームが入るというより忖度して弱点を書かなかったようだ。
その点広告に依存していない山本夏彦はそのような忖度をしなかった。
同時に炎上商法も心得ていた。新潮社という出版社は、年中名誉棄損の裁判を起こされていた。クレームや裁判の対処はお手の物で逆に話題づくりにするくらいだ。
新潮社の天皇といわれた斎藤十一は、「君たちは人殺しの顔が見たくないか?」と編集者達を叱咤激励して雑誌FOCUSでスキャンダルを掲載させた。
山本夏彦は、人は「説教くさい」と嫌うものの実は人は説教が好きだとも言っている。松下幸之助はPHPで説教を商売にしたということだ。
一方JALという組合と忖度の伏魔殿を再建した稲盛さんをディスった人がいる。
誰でしょう?
答えは、任天堂の山内さんです。
「稲盛さんは言ってることとやっていることが違う」と言ったとか。
思うに、生粋の京都人であり遊び人の山内さんは鹿児島県人稲盛さんを田舎者と思っていたのではないか。
山内さんは早稲田大学の学生時代、東京に一軒家を与えられ遊びつくしたらしい。
稲盛さんは同郷の偉人西郷隆盛を尊敬している。
一般的には西郷は、利他の人であり、近代日本の礎を作り上げた功績者た。
しかし、京都のお公家さんは違う目で西郷を見ていたことだろう。
山内さんの目はお公家さんの目に思える。
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