投資初心者の失敗①|電力王もやらかす

2020年1月26日

株式投資で初心者の頃やりがちなことがいくつかある。りんたろうも全てやっているといえる。そして失敗して学んで上達するのだ。

人の推す銘柄に乗っかる

福沢諭吉の娘婿で株式投資で財をなした福沢桃介という人がいる。この人の弟分が電力王と呼ばれた松永安左衛門だ。

松永は桃介のマネをして儲けようと、同じ銘柄に投資する。しばらくしてその銘柄が下落して損をした。桃介に文句を言うと、桃介曰く「そんなもんとっくに売ったよ、まだもってるの?」

売り時が難しい

株価が上げるときはゆっくりだが、下げるときは急に下がる。したがって株式投資は売り時が難しい。なかには素人に自分の持株を押し付けて勝ち逃げする専門家もいる。

しかし、なぜ下げるときは急に下がるのだろうか。買う人は銘柄をずっと見ていたわけでもない。買う少し前に自分で調べて、あるいは人に聞いて初めて認知する。

そんな今まで銘柄を知らなかった人たちがパラパラと集まり、徐々に株価が上昇していく。

ところが売る人は株を持っている人である。空売りの人もいるがその銘柄をずっと見ている人が多い。だから悪い材料が出ると、一斉に気が付き売りに走る。他人に銘柄を聞いて買うような人は依存心が高いので、ぼ~っとしていて売り時を逃す。電力王もこんなパターンだ。

そして良心的な人でも売り時をアドバイスするのは難しい。銘柄だけではなく教わる人のスタイルや性格が関わるからだ。例えば短い期間で細かく利益を重ねていくトレーダーはすぐに売る必要がある。長期投資家は企業業績等ファンダメンタルが変わらなければ若干の上げ下げを気にする必要はない。

アドバイザーに全て従えば可能性もある。それでも勝率100%はありえない。数打って平均で利益を積み上げていく必要がある。しかし、はずれが続くこともある。するとアドバイザーの能力に疑念がわき、途中でやめてしまう可能性が大きい。

投資信託が同じような経緯で出金が相次ぎ運用ができなくなることがある。

結論:自分で努力しないと勝てない

このように銘柄を聞くだけでは儲けられない。そして売り時を含め丁寧に教えることは難しいことだ。教わる方も素直でなければならない。しかし素直だとカモになる可能性も高い。

基礎的なことや、細かい個別の手法を学ぶことは可能だ。しかし、それらを組み合わせてトータルで実践することが必要だ。それは自分でやるしかない。当然失敗もある。

何回も挑戦しないと結果はだせない。株は余裕資金でといわれるが、これはとても大切なことだといえる。

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