パンデミックの本当の怖さを描く漫画と映画

2020年7月24日

パンデミックの本当の怖さとは何か?

コロナウィルスへの人々の反応は、人間社会の弱点をさらけだしている。そんな疑問をテーマにしたカミュの名作「ペスト」の注文が書店に殺到しているとの報道もある。

りんたろうが過去に読んで、人間の群集心理の怖さにショックを受けた漫画と映画を紹介したい。両作品とも残酷でグロテスクな描写が凄まじいが、ショックを受けるのはそこではなく、人間の相互不信の描写だ。

デビルマン

「デビルマン」では悪魔が人間と合体して”デビルマン”となり人類を征服しようとする。合体能力のある悪魔は色々な動植物と合体して、合体したものの形状を加えながら異様な姿となっていく。

たとえば、シレーヌというデビルマンは人間の女性の姿をしているが、頭部に鳥の羽が付いており、手足も鳥の手足になっている。これらの悪魔は人間と合体してもその姿を隠し、人間の姿で生活することが出来る。主人公の不動明も悪魔アモンと合体した後も人間不動明として生活を続ける。

そのため誰が悪魔であるかわからず、人類はパニックとなる。 悪魔の指揮官サタンは合体の恐怖を作り出したあと沈黙する。 人類は”デビルマン”探しで疑心暗鬼になり、”魔女狩り”を行い人類同士で殺しあう。

魔女狩りの犠牲になったヒロインの首が切断される描写やラストの結末が凄まじく、連載中も読者に衝撃を与え、その後の漫画作品にも影響を与え続けている。

遊星からの物体X

ある日南極探検隊に、ヘリコプターから銃撃されながら逃げ惑う一匹の犬がたどり着く。探検隊はその犬をかわいがるが、同時に不審な行動をとる隊員が出てくる。

そして「物体X」が姿をあらわにしてくる。デビルマン同様、様々な動植物と合体したXは異様な姿をしている。しかしふだんは普通の人間として過ごすので区別ができない。南極探検隊という閉鎖空間で、物体Xへの感染を隊員たちがお互いに疑う。

血液を採取して熱を加えることで合体が判明すると判り、一同が集合して検査をするが、正体がわかるとXはすさまじい形で変異を続ける。

エイリアンシリーズなどでグロテスクな怪物は頻繁にお目にかかるが、この作品のXのグロテスクさは一つ頭が抜けている。気の弱い人は見ない方がよいかもしれない。

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