立川談志はマーケティングとブランディングの天才

落語ファンであれば立川談志を知らない人はいないが、そうではない若い人にとっては過去の人だろう。弟子の中ではテレビワイドショーの司会をしている立川志らくが「ためしてガッテン」司会の立川志の輔より有名かもしれない。

炎上落語家

立川談志の行動は物議をかもし、今でいう炎上を繰り返した。国会議員になり、政務次官にまでなったが失言で辞任している。もともとテレビが始まった初期に積極的に出演した落語家の一人で、笑点の初代司会者でもある。

そのようにテレビメディアと永年付き合う中で、メディアの特性を熟知していたと思われる。そんななかで、凄いと思うのは、立川流という家元制度をつくったこととビートたけしや爆笑問題との付き合い方だ。

オンラインサロンの先駆け

落語協会から飛び出て寄席に出ることができなくなった立川流は各地の公会堂などで落語会を開催した。そして家元制度というものを作った。有名人からはお金をとって立川一門を名乗らせた。「オンラインサロン」の先駆けかもしれない。

りんたろうと同世代の春風亭昇太によると、落語家になった時点で普通の人なみの生活はあきらめたらしい。それが、落語会をやれば満席で豪邸(たぶん)を建てるまでの収入を得るようになっている。

この落語人気は古くからある寄席ではなく、間違いなく立川流が作り上げたものだ。弟子はどんどんテレビに進出させ、話題作りのために有名人を弟子にする。

ビートたけしや爆笑問題をいち早く褒め上げたのも抜け目がない。談志というレジェンドに褒めれれたことで、後輩のブランドも上がるし、褒めた談志を知らない世代へのアピールになる。

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