遊んで1億貯めた会社員が諦めたもの
定年までかかったものの、1億円弱の貯金(正確には投資有価証券を含む預貯金)をもってリタイヤできた。しかし、若いころから爪に火を点すような生活をしたかというとそんなことはない。酒と本にはずいぶん金を使った。資格試験の勉強では専門学校にも通った。就職した前後は円高不況で厳しかったがやがてバブル景気がくる。かといって普通の会社員でバブルの恩恵をうけたのはごく一部だ。その結果、真面目に働いても地価が高くて家が買えないという怨嗟が渦巻き、そのあと押しを受けた鬼平こと三重野日銀総裁の総量規制でバブルが崩れ去った。●
金がかかるのは家と車
金を使ったことは使ったが、天引き貯金も続けた。そのかわり諦めたのは家と車だ。新入社員当時一人住まいの会社員が住むワンルームは月6万円した。今とかわらない。今と違うのは、まだ風呂なしトイレ共同の木造アパートが多く残っていたことだ。そんなアパートに住んで貯金にまわした。今そう言った物件は少なくなっているし、かなり経年劣化している。銭湯の数もかなり減っている。
そうやって種銭を貯めて株式投資を始めた。ネット証券が出始めた時期だった。しかし、ちゃんとした書籍はすくなく、成果を出せたのは大分後になってからだ。
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