【老後の心配】再雇用の厄介さ

りんたろうは再雇用を選択しなかったが、選択せざるを得ない人は多い。同年代の様子をみると、仕事内容の多くは雑用的なものになるようだ。現役時代と同じ程度の働きが可能なのは、営業とエンジニアくらいだろう。営業も社内政治で優良客があてがわれていただけの営業が大半なので、優良客がはがされても力を発揮できる人は少ない。エンジニアもうまく同じ会社で仕事が継続できる人ばかりではなく、そのため中国企業などへ再就職して技術流出が起こった。

年金2000万円問題の報道であわてたシニア層もいるようだ。しかし、少しでも論理的に考える習慣のある人はわかっていて投資や副業で備えていたと思う。りんたろうはその一人だ。ただ、会社員はあまり理詰めで考えると「めんどくさい奴」になって外されるので、流されて生きていくうちに考える習慣を失ってしまった人もいるだろう。

第一勧業銀行の会長やJR北海道の社長にまでなって自殺された人もいるが、それも考えて動く習慣を奪われたことに原因があるような気がする。

やはり終身雇用というオワコンの雇用制度を取り繕っただけの「再雇用」には無理が生じている。人件費は新人並みに抑えられても、仕事の流れや社内の雰囲気に影響が生じる。雇用の流動化とセーフティネットの充実が必要だろう。

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