【意外な理由】貯金できるひとは老後破綻しない2
ロスジェネ以降、若者の消費行動は180度変わった。バブル崩壊までは学生でも自動車を所有することにあこがれた。就職しようものならローンを組んで自動車を買おうとした。田中康夫の「なんとなくクリスタル」柴門フミの「東京ラブストーリー」などが影響を与え、こぎれいな生活のための支出がマストと思われた。
それが就職氷河期で若者の車離れが起こり、コスパ優先でシェアリング全盛になってしまった。
いろいろときれいごとを言う人がいるが、経済動向というのは人間の行動に大きく影響する。自殺率と失業率の相関性の高さは典型的な事象だ。マネーというのは人間のつくりあげたフィクションに過ぎない。それでも最も強力なフィクションだ。影響力において宗教をも完全に上回っている。
しかしそこはフィクションなので、考えようによってある程度対処できる。「貯金できるひとは老後破綻しない」でも書いたが、ないものとして天引きすることは考え方次第で誰にでも可能だ。日本マクドナルドの創業者である藤田田氏は永年一定額の天引き貯金を続けて数億の財産を作ったという。これは事業の成功とは別口だそうだ。事業で作った資産は数百億と思われるので、それに比較すると大したことはない。しかし天引き貯金だけでも数億できるということの証明ではある。
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