正解があると考えると変な場所に連れていかれる
補助金申請には正解がある
中小企業診断士業界は補助金バブルといわれている。申請支援の仕事もあれば、審査の仕事もある。同時に両方を行うことはできないが、別の時期に経験してみて改めて感じたことがある。
それは受験と一緒で正解があるということだ。択一式試験ではないので100%の模範解答はないが、正解の範囲があるということだ。その正解の範囲は募集要項に審査のポイントとして記述されている。
申請する側も審査する側もその「正解」を基準に考える。審査する側は正解に近いかどうかを判断するのだが主観も入る。
自分は資格試験受験で、再現性のある合格ノウハウを獲得したのでそのことがよくわかる。https://note.com/embed/notes/nad301fd49748
高学歴所有者や有資格者は補助金作成に強い
中小企業診断士合格者には高学歴者が多い。そして一般の人に比べて、学力テストのように人為的に設定されている正解にたどり着くノウハウを身に着けている。したがって補助金申請に強い。しかし、正解とされている審査ポイント自体が正しいかどうかは問わない。補助金獲得が仕事なのだから問うても仕方がない。
資格予備校で「実務と違う」と講師にからむ生徒がいるが、合格テクニックを教えているのでお門違いだ。そういう人は合格しにくい。実務の立場は理解できるが。
一方投資(相場)をやっているとよくわかるのだが、現実の経営に正解はない。相場にも正解はない。あらかじめ正解がないと動けない人間など、経営者としても投資家としても失格だ。補助金は正解を用意して、その正解に近い答案に合格点を与えるシステムだ。便宜上正解を設定しないと採点できないし、税金を公正に使う基準が示せない。
高学歴だったオウム真理教幹部
地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教の幹部は理系の大学院卒業生、弁護士、医師、とエリート揃いだった。一方教祖の麻原は薬事法違反歴があるなど確信犯的だった形跡がある。究極の正解を求めて受験生が詐欺師にはめ込まれた感がある。
名作で学べる事「正解はない」
「正解」はなく理不尽であることを受け入れることの重要性は古典で学べる。ここで紹介した5選は書籍だが映画もある。黒沢明の「生きる」はその筆頭だ。ぜひご覧ください。
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