川崎児童殺害と農水次官事件の背景に団塊世代後期高齢化
以下のようなtweetをしたところ、多めのいいねをもらいましたので少し深堀してみます。
川崎の事件も、練馬の農水次官の事件も、団塊の世代が子供を支えきれなくなりつつある背景があるな。
— さばいぶ@無年金‗複業・投資 (@whshlc3JQ6FaI0i) 2019年6月2日
事件の背景に団塊世代のリタイヤがある
最近、街の風景が速いスピードで変わり始めました。個人商店、飲食店の閉店。町医者の閉院。家の取り壊し、建替え。空家の増加。人口の多い団塊の世代が後期高齢化になり、死亡数が増加しているためと思われます。火葬場の混雑も発生しているといいます。
川崎の事件は高齢化した同居する伯父さん夫婦が介護をうけることがきっかけでした。川崎の事件に触発された練馬の元農林水産省次官の子息殺害も、容疑者が高齢化して息子の暴力に対応できなくなったためではないでしょうか。
少子高齢化については、年金の財源、経済の停滞といった面での影響が言われていましたが、どうも殺人事件といったところにも波及しています。
詐欺事件にも団塊高齢化の影響
そして少し前から振り込め詐欺事件の頻発も団塊高齢化の影響があります。なにしろ人口が多いので件数が増えます。因果関係というよりも単純に人口ボリュームの問題です。詐欺師にとってのマーケットボリュームが多いという話です。
積水ハウスが騙された地面師の詐欺事件も、高齢化した地主が不在だったことが原因です。
先送りのツケが社会に地殻変動をおこす
人口減少に対する対策はさんざん先送りされてきました。頻繁する事件は経済停滞にともなう治安の悪化です。かつてイギリスやアメリカにもあった現象です。これに首都圏直下地震、世界経済悪化が重なると厄介になってきます。中国の少子高齢化なども懸念材料です。
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